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システムLSI 
松下電器は、全世界のアナログ放送方式に業界で初めて1チップで対応したワールドワイド対応テレビ用システムＬＳＩ「ＡＬＧＩＳＴＡ（アルジスタ）８シリーズ」を開発した。 ＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ／ＮＴＳＣ・テレテキスト付き、ＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ／ＮＴＳＣ・テレテキストなし、ＮＴＳＣ・ＰＩＰ（ピクチャーインピクチャー）付き、ＮＴＳＣ・ＰＩＰなしの4品種をピンコンパチブルで取り揃え、共通のテレビシャーシに仕向け地に応じた「ＡＬＧＩＳＴＡ」を実装するだけでプログレッシブ方式を除く世界中のアナログ放送に対応できるようにした。 テレビシャーシの信号処理系コストをこれまでの約半分に、テレビシャーシコストで25％程度それぞれ下げられる。周辺部品を含めて8,000円の欧州向けテレビシャーシなら2,000円程度シャーシコストを下げることができる。 世界的に価格下落の対応に追われているアナログ放送対応のブラウン管テレビのコストダウンを一気に図れるシステムＬＳＩとして販売していく。今月から受注を開始。6月から量産出荷を始める。前工程は砺波工場、後工程は魚津工場。ＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ／ＮＴＳＣの全方式対応のテレテキスト付きでサンプル価格2,000円、ＮＴＳＣ・ＰＩＰなしで同1,000円。 3ラインくし型フィルター、適応3ラインコムフィルター、色復調回路、同期分離回路、偏向処理回路、ＲＧＢ処理回路、αブレンドＯＳＤ表示回路、クローズドキャプションデコーダにデジタルデータを直結した新開発のテレテキスト放送受信回路と8ビットマイコンコアを内蔵した。 これまでアナログ処理だった色復調、同期、偏向、ＲＧＢの回路をデジタル処理にし、業界初のオールデジタル信号処理化を実現。マイコンと信号処理を高速バスで結合させたファームウエア画質調整機能を搭載し、セット工場での調整工程を大幅に削減した。また従来対応できていなかったテレテキスト放送受信を新回路の内蔵で可能にした。αブレンドＯＳＤ表示回路で16階調色付き半透明の画像重ね表示もできる。 |
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