電波プロダクトニュース
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超低オン抵抗実現、PCI-Expressバス対応品開発。 ロームは、今秋発売モデルに搭載されると言われているPC用次世代拡張用バス「PCI―Expressバス」に対応したExpress Card用パワーマネジメントスイッチを業界に先駆けて開発し、3月からサンプル出荷を開始、10月に量産に入る。同スイッチのON抵抗を3.3V系で35ミリΩ、1.5V系で42ミリΩに抑え、各種のExpress Cardに高精度な電圧を供給できるようにした。 今回の新製品でPCカード用パワースイッチに新規参入する。サンプル価格500円/個。当面月産30万個を予定。前工程は京都本社工場、後工程はローム福岡で行う。 開発したパワーマネージメントスイッチは独自の0.7μメートルCMOSプロセスを採用。 スイッチ駆動用のチャージポンプ回路を内蔵することによって、現行のパワースイッチで100ミリΩ(3.3V系)だったパワースイッチのON抵抗を3.3V系で35ミリΩ、1.5V系で42ミリΩと超低ON抵抗化することに成功した。 これによりExpress Cardに3.3V系、最大1.35A負荷時で3.3Vマイナス47ミリV、1.5V系、最大750ミリA負荷時で1.5Vマイナス32ミリVの高精度な電圧供給を実現。 電圧降下による電圧変動、消費電流の極めて少ないパワーマネージメントスイッチにした。 通常使用時用の3.3V/1.35A、待機時用の3.3V/AUX330ミリA、低電圧用の1.5V/750ミリAの3系統チャンネルを持つ。 過電流フラグ回路 業界で初めてパワースイッチに過電流フラグ回路を内蔵。低入力電圧誤動作防止回路、過電流保護回路、パワーグッド回路、ソフトスタート回路、イネーブル機能も内蔵した。 パッケージは24ピンSSOPと放熱メタル内蔵の24ピンHTSSOPの2種類を用意した。 PCI―ExpressバスとExpress Cardの新規格では、現行のPCIバス構成で必要だったカードバスコントローラーなしでCPU、ノースブリッジ、サウスブリッジのシステムチップセットとExpress Cardを直接接続するため、Express Cardのカード検出とカード電源を供給するパワーマネジメント機能をパワースイッチに持たせている。 |
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