電波プロダクトニュース
040227_08
独自のラチェットカム構造採用、車載用プッシュプッシュスイッチを開発。 アルプス電気は26日、同社独自のラチェットカム構造(特許出願中)採用により操作時の静音化を実現した車載用プッシュプッシュスイッチ「SPED3シリーズ」を開発、3月中旬からサンプル出荷開始すると発表した。サンプル価格は100円。生産計画は、2005年9月には、月産40万個を予定する。同社では、同シリーズを皮切りに、ラチェットカム構造採用の製品バラエティをー拡充し、取付け構造が基板取付けタイプとハーネス接続タイプのものも続いて量産化する予定。 昨今、車ではデザイン性向上のため、室内装備の平坦化と、室内を心地よい空間とするために高い静粛性の追求が進んでいる。特に米国車市場では、室内照明用ランプにおいて、室内照明用ランプそのものを直接押すことにより点灯・消灯を行い、さらに操作音の小さいタイプが広がりをみせている。 新製品は、スイッチ操作部を押し込むことでオンになり、再び押し込むことでオフとなるプッシュプッシュスイッチとして操作音の静音化を実現したスイッチ。スイッチ操作の際に可動する操作部の内部にダンパーバネを組み込み、これによりスイッチを押した時に操作部と接するカムと呼ばれる部品との衝突音を少なくしている。さらに、カムの山部分を滑らかにすることで、操作部が元の位置に戻るときに、操作部とカムがはじきあって起こる音を少なくしている。 この独自のラチェットカム構造により、車ユーザーが違和感のない室内装備操作をできるよう、ぶれも引っ掛かりもない操作感を実現。加えて、業界従来品では、内部で回転するカムとそれに連動して動く内部接点の検査に要する押し回数が6回から8回必要であったところを同製品では4回と最大2分の1とし、車メーカーまたは室内装備メーカーでの室内装備操作の検査工程削減とコスト削減のも貢献する。 主な用途は、車室内照明用ランプ。外形サイズは、18×14×20.7ミリメートル。定格1A 14.5V DC。動作寿命3万サイクル。 |
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