電波プロダクトニュース
040227_09
ASICフィジカル合成ツール 米シンプリシティ社は、どこの配線ツールを使っても性能が大きく変わらない技術「SNAP」(センシティブ・ネット・アナリシス・アンド・プレベンション)を搭載したASICフィジカル合成ツール「Amplify ASIC」を発表した。 LSI設計では、論理合成と配置配線の工程に大きく分かれている。同社は論理合成ツールの専門メーカーで、Amplify ASICは配置を考慮した論理合成を行う。 設計工程では同社のツールで得られた合成結果(データ)を、他社の配置配線ツールに渡し、実際のチップを開発していく。このとき、論理合成では良好なデータが得られても、使用する配線ツールによっては、LSIの性能が大きく異なることがあった。 新たに開発したSNAP技術は、配線ルートによってタイミング性能に大きな影響を与えると思われる配線を識別し、あいまいな配線をあらかじめ取り除く。これによって配線ツールに依存しない設計が可能となる。 大手EDAベンダーは論理合成ツールと配置配線ツールを1社で供給しており、セットで使う場合はこうした問題は生じないが、EDAユーザーが複数メーカーの最適なツールを組み合わせて、LSI設計を行う場合、今回の技術は有効となる。 |
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