電波プロダクトニュース
040224_02
TFT液晶ドライバーIC NECエレクトロニクスはこのほど、第三世代携帯電話に最適な高速シリアルインターフェイスを搭載した業界初のTFT液晶ドライバーIC「μPD161833M」と「同161605M」の2品種を製品化、23日にサンプル出荷を開始した。サンプル価格はいずれも600円。今年8月から2品種合計で月100万個を予定している。 新製品は、携帯電話の本体に搭載されデータ処理を行うベースバンドLSIや、アプリケーションチップとTFT液晶パネル部分に搭載される液晶ドライバーICの間の高速データ転送を可能にする独自に開発したシリアルインターフェイス仕様「Mobile CMADS」に準じて、製品化したもの。 現在、普及しているパラレル方式のデータ転送を高速なシリアル伝送化する技術や、電圧の振幅を利用する方式ではなく、低電磁妨害(EMI)ノイズ、低消費電力が実現できる電流でデータを伝送する方式の開発などにより実現。これにより、現行のパラレルインターフェイス方式に比べて、データを伝送する信号配線数を18本から4本に削減でき、回路基板(フレキ基板)が大幅に簡素化できるため、本体と液晶面部分の間の狭い接続部の 配線設計を容易にすることが可能になる。 同社では、この仕様を液晶部品メーカー、携帯電話メーカーなどに開示して業界における標準化を推進する。 μPD161833Mは、QVGA(240×320画素)の低温ポリシリコン用、同161605Mは、QCIFプラス(176×240画素)のアモルファスTFT用となっている。 |
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