電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月20日 040220_01 東京ガス/京セラなど4社 その他の電子部品 組み立て品

燃料電池



 東京ガス、京セラ、リンナイ、ガスターの4社は19日、固体酸化物形燃料電池(SOFC)に関して、業務用発電システムの共同開発を開始したと発表した。発電容量が5kW、発電効率がAC送電端45%HHV、作動温度が約750度Cを目標に平成19年春の商品化を目指す。

共同開発について、東京ガスの徳本恒徳執行役員は「業務用システムの商品化に加速をつける」、京セラの竹田眞人執行役員上席は「エネルギーと環境を重視する当社の基本方針の一環」、リンナイの小澤敏典取締役およびガスターの長谷耕志取締役はガス器具販売の延長線の環境を配慮したエネルギーに関連する事業があるから、と目的を話す。

今回の燃料電池は東京ガスが設計した低温作動横縞形電極構造を京セラが有する筒状平板形状セルの材料技術、製造技術によって開発した低温作動横縞形セルスタックを使用する。この横縞形SOFCの作動温度は750度Cと大幅な低温化に成功しており、しかもセルスタック1本当たり約10Wの出力を確認しているという。 また、1枚のセラミック基板上に複数のセルを焼成する構造であり、製造工程の簡素化が可能であるほか、高電圧が得られる。

SOFCは発電効率が高いため、業務用市場の中でも熱に比べて電力使用量が多いコンビニエンスストアなど向けのコージェネレーションに有効なシステム。今後試作システムをベースに耐久性の向上、低コスト化のための開発を展開していく。


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