電波プロダクトニュース



040220_02
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月20日 040220_02 ルネサステクノロジ 半導体集積回路 メモリ 汎用

DRAMコア



ルネサス テクノロジはこのほど、DRAM混載SoC(システム・オン・チップ)用に高速動作と低消費電力をともに実現する混載DRAMコアを開発した。 この混載DRAMコアは、情報量の増大と高速化の進む次世代モバイル機器向けに開発したもので、STC(セルフ・アジャスティング・タイミング・コントロール)技術とPDDR(パワーダウン・データ・リテンション)モード技術で構成されている。

STC技術は、LSI内部で動作速度を検知して自律的に遅延時間を調整する技術で、低消費電力に有効な低リークプロセスでの高速動作を可能にする。 また、STC技術により得られた高精度なタイミング信号をメモリーコア全体に高精度で伝送するNET(ネガティブ・エッジ・トランスミッション)技術により高速動作を低リークプロセスで実現できたことで、スタンバイ電力を約81%低減している。この技術はSRAMにも適用することが可能。

PDDRモードは、スタンバイ状態ではデータ保持に必要最小限のブロックを除いて電源を切り、また電源を入れておく必要のあるブロックについても電圧をできる限り下げるデータ保持専用の動作モード。スタンバイ状態での消費電力を最小化できる。

この効果を0.13ミクロンプロセス採用の16Mビッ トの混載DRAMコアで確認したところ、ランダムアクセス周波数312Mヘルツの高速動作と消費電力を約95%削減した低スタンバイ電力(73マイクロW)を実現した。 この技術は、サンフランシスコで開催中のISSCC(国際固体素子回路会議)で発表された。


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