電波プロダクトニュース
040216_04
SC型アッセンブリーキット イリソ電子工業(佐藤定雄社長)はこのほど、光コネクターの組立て工程を大幅に削減するSC形光コネクターアッセンブリーキット(HCパック品)「7010シリーズ」を開発、販売開始した。光コネクター部品5種を独自の梱包方式で一括梱包し、簡単一括挿入を実現したもの。特許出願中。サンプル価格は300円。月産30万個の生産を予定する。 新製品は、従来、個々に部品をファイバー挿入することが必要だった光コネクター部品5種(バネ、ストップリング、カシメリング、リング、ブーツ)を一括梱包し、整列梱包で納品するもの。そのままファイバーを一括挿入することができ、大幅な工数削減を実現する。 組立ての際、ファイバーからパーツが落ちづらい脱落防止機能付き。外皮に熱収縮チューブを使用するなど、ファイバーから部品が落ちにくい設計構造としている。このため、テープ止めの作業が不要で、作業効率を向上する。 従来、SCコネクターのφ1.7、φ2.0、φ3.0のパーツ点数は8点だったがこれを4点に半減することで管理工数も削減できる。独自のWスリット構造で、組立て時の剥離作業を低減する。今回販売のSC形に加え、今後は随時、MU形、MUJ形のアッセンブリーキットも販売していく予定。 同社は、光伝送用コネクターとして、SC、MU、MUJ形のバリエーションを用意しているほか、フェルール、光ファイバーケーブル付きコネクターアセンブリーなどを供給している。 |
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