電波プロダクトニュース
040206_03
光るスイッチシートを開発。GPS/セルラー複合アンテナも。 ミツミ電機はこのほど、屈曲可能な極薄EL材を使用した光るスイッチシート「フレキシブルELスイッチ SBHシリーズ」を開発、量産開始した。携帯電話、DSC、DVC、PDAなどの薄型小型携帯機器操作用スイッチ。特に夜間や暗い場所で使用される機器に適している。 サンプル価格は、1シート5,000円(35×60ミリメートルサイズ)。今年7月以降は月産100万個の生産を予定する。 携帯機器の操作部バックライトは、LEDでの照光が主流だが、操作ボタン直下からの照光が構造上困難で、導光板などを使用するのが現状。新製品は、メタルドームを使用したスイッチシートで、メタルドームを覆うカバーテープに柔軟性を持つ新開発のELシートを使用。 このシートは、任意の部分の発光が容易で、スイッチ操作感触を損なわない。また、ELの基本特性である均一発光、低発熱、薄型を生かし、製品への応用が可能。同社ではシートの駆動回路設計も請け負う。 EL消費電力は20W/平方メートル。EL輝度56カンデラ/平方メートル(ブルーグリーン色)。ELシート厚0.1ミリメートル。スイッチ寿命100万回。 ミツミ電機はこのほど、デュアルチャンネル対応で低背型を実現したGPS/セルラー複合アンテナを開発した。サンプル価格は1万円。05年からの量産開始を予定する。 現在、自動車市場では、GPSとセルラーネットワークを組み合わせたシステム(車両運行管理、車両盗難防止システムなど)を車両に導入する方向性が打ち出されている。通信事業が多様化すれば、各周波数ごとの専用アンテナが必要となるため、アンテナ搭載数が増していく。このため設置スペースが失われ、車両デザインにも弊害が及ぶことも心配されている。 新製品は、こうしたニーズに対応して開発したもの。特徴は(1)低背型アンテナ(2)デュアルチャンネル対応(セルラー用アンテナ、AMPS/PCS、GSM/PCNなど)(3)耐妨害波対策LNAを使用(GPS部分)。 出力インピーダンス50Ω。VSWR2.0以下。アンテナ利得は、GPSアンテナ部が2.0dBic typ、セルラーアンテナ部がマイナス1.0dBi以上。 同社では、低背型セルラーアンテナ市場で30%シェアを目指す。生産計画は、中国・天津三美電機で05年8月から月産5000個を予定。 |
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