電波プロダクトニュース
040203_05
MIPS32コア 米ミップス社はこのほど、川崎マイクロエレクトロニクス(千葉市美浜区中瀬1-3、平野征社長)に「MIPS32 4Kファミリー・コア」と「MIPS64 5Kファミリー・コア」をライセンスした。 中上一史ミップス日本支社長は「MIPS32 4Kファミリー、MIPS64 5Kファミリーは、世界市場のカラーLBP(レーザービームプリンター)向けで62%、カラー複写機向けで73%のシェアを持っている」という。 川崎マイクロはこれまで、複写機などOA機器用途に、JPEG準拠の画像圧縮伸長LSIなどを供給してきた。こうした実績を生かし、川崎マイクロでは、ミップス社からライセンスを受け、MIPSコアと画像処理機能などをワンチップにしたSoC(システム・オン・チップ)を開発していく。 セットメーカーは従来、プロセッサーと画像処理LSIを個別に調達しプリント基板上に実装していたが、今後はSoCに、HDDやUSB、LANなどのインターフェイスを内蔵することが可能となり、システム開発で他社との差異化も容易となる。 両社は「MIPSコア・ベースのSoCで、まずMFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル)市場を攻略していく」考えで、その後はデジタルテレビ、DVDレコーダーなど、デジタル家電向けSoCの開発も計画している。 川崎マイクロは、MIPSコアを同社の130ナノを使ったASIC(スタンダードセル)用に最適化を図る。CPUコアは400Mヘルツの動作周波数を実現していく。 同社は、画像処理LSIのほか、デジカメ向けのSoCや、液晶パネル向けの高速インターフェイスを内蔵したタイミングコントローラーなどを開発・販売しており、03年度は380億円、前年比約25%増の売上高を見込む。 |
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