電波プロダクトニュース



040129_02
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月29日 040129_02 ローム 表示デバイス 液晶・プラズマ・CRT他 汎用

データ伝送速度3.24Gbps、DVIレシーバーに参入。



 ロームはデジタルディスプレイ用インターフェイス規格のデファクトスタンダードのDVI1・0とデジタルコンテンツプロテクション(HDCP)規格HDCP1・0規格に準拠したレシーバーLSI「BU6853EKV」を開発した。DVDプレヤー、パソコン、セットトップボックスなどのデジタル機器と液晶モニター、フラットパネルディスプレイ、データプロジェクターなどのデジタル伝送用のレシーバ―LSIで、5月にサンプル出荷を開始し、8月から月産30万個で量産を始める。前工程は本社工場、後工程はローム福岡で行う。サンプル価格1,000円/個。BU6853EKVの発売で、DVIレシーバーに新規参入する。

0.25μメートルCMOSプロセスを採用。ナイキスト周波数の3倍で標本化する独自のダイナミックオーバーサンプリング技術を用い、3.24Gbpsの高速データ伝送を実現。クロック周波数108Mヘルツまで動作可能。SXGA(1280×1024)の高解像度仕様のモニター、フラットディスプレイ、データプロジェクターなどに対応。 スタティックアンプを採用して信号を増幅した後、サンプリングしていた従来のサンプリング方式に比べ、信号を小振幅のままサンプリングするため、ビットエラーの改善と低消費電力化が図れる。 HDCP秘密鍵によるコンテンツ保護回路のほか、業界初のRGB(ITU―RBT601および709準拠)/30ビットYCbCrカラースペース変換回路を内蔵。

高速対応のコンパクト回路構成により、フル動作時の消費電流を300ミリAに、消費電力を750ミリWに抑えた。コンテンツ保護回路、RGB/YCbCrカラースペース変換回路を内蔵していない従来品と比べると消費電流を約10%低減した。

業界で初めて外付けEEPROMの復号鍵の保護回路を搭載、ユーザー側での使いやすさと安全性を両立させた。E―DDC/E―EDIDラインの5Vトレラントレベルシフタを内蔵。これまで5Vから2.5Vに変換させていたのをLSI内部で五Vを2.5Vに低電圧化させた。パッケージは100ピン放熱フィン付きQFPを用いた。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト |
|
ホームページへ戻る | 次データへ |