電波プロダクトニュース
040117_05
アクリル系接着剤 住友スリーエムはこのほど、接着が難しいポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系素材を、特別な前処理なしに接着可能で、引張せん断接着強さが材料破壊レベルに達するアクリル系接着剤「スコッチ・ウェルド DP―8010クリア」を販売開始した。 価格は、35ミリリットル入り3,250円から。初年度2億円の販売を見込む。 材料コストの低減やリサイクル性を考慮して、樹脂材料の見直しがあらゆる生産現場で行われており、自動車やデジタル家電分野などではポリオレフィン系材料による用途開発が促進されている。だが、ポリオレフィン系材料は、低表面エネルギーで濡れ性が悪いため、接着には前処理が不可欠で生産性の面でネックとなっていた。 新製品は、2液室温硬化型のアクリル系接着剤で、主剤の変性アクリルと硬化剤のアミンの2液が2連装のカートリッジに納められている。引張せん断接着強さは、ポリプロピレンで5.2MPa、高密度ポリエチレンで4.2MPaに達し、いずれも材料破壊するまで接着力を保持する。はく離接着強さも高密度ポリエチレンで6.0kN/mに達する。 可使時間は、10分(23度C)、初期強度発現時間が90分、完全硬化時間が4時間と作業性にも優れている。 接着対象は、高密度・低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS、ポリスチレン、FRP、亜鉛メッキ鋼板、冷間圧延鋼板など。 |
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