電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月13日 040113_02 セルコ 受動部品 トランス・コイル


封止コイル



超精密コイルとプラスチックのユニット成形技術を実現するなどコイル製造で独特な提案を続けるセルコ(長野県小諸市御影新田2一30―1、小林延行社長)は、高性能封止コイルで巻線数を従来比17%増やすことができ、小型・高性能化を実現する技術を確立。ソレノイドなど封止タイプのコイルを中心に提案を強化する。

同社は丸線コイルの占積率を従来より約10%向上させ96%の高占積率を実現する精密空芯コイル技術、リード線との結合を不要にしたジョイントレスコイル(実用新案申請中)など新しい技術を開発している。

封止コイルを一段と進化させる「高性能封止コイル」は、コイル製造開発技術の延長線上で開発した技術。長野県工業試験場に依頼した磁束密度の測定で「ボビンタイプとボビンレスをケースに入れる当社の方法では17%巻数をアップでき、磁束密度が向上することが実証できた」(同社)としている。

車載用やポンプ、自販機などで多用されているボビンコイルから、空芯コイル化することで占積率を上げ、ケースに入れることで樹脂の薄肉化が可能になる。樹脂による完全封止が可能なほか、ケースにフタをするダブル封止で完全密着封止と外観上での強度を保持ができる。  また、ジョイントレス技術の併用により不良の大幅な減少や工程の短縮も実現できる。

同社では同一サイズのコイルで(1)パワーを求める(2)省スペース化(3)太線化による低損失―など求めるところを中心に提案を強化していく。


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