191206_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月06日 |
191206_02 |
日本ガイシ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
85℃動作のコイン型リチウムイオン二次電池
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日本ガイシの「Ener Ceraシリーズ」 (右がEnerCera Coin) |
【名古屋】日本ガイシは、IoTデバイス用電源「EnerCera(エナセラ)」シリーズのコイン型「EnerCera Coin(エナセラ コイン)」の量産を、12月から開始することを決定した。
また、新たに85度で動作できる高耐熱タイプの開発にも成功し、サンプル出荷を開始する。85度で使用可能なリチウムイオン二次電池は、世界で初めて。
エナセラ コインはこれまで、多数のデバイスメーカーにサンプル出荷を行ってきた。小型ながら高容量かつ回路基板にリフローはんだで高温実装できる特徴から、複数のデバイスメーカーで採用の見通しが得られたため、12月から高容量タイプとして順次量産を開始することになった。
同時に、高耐熱タイプも12月からサンプル出荷する。多くの顧客から、車載・産業用途の電子部品やICなどで、一般的な使用温度であるマイナス40-プラス85度への動作温度拡大に対する要望が出されていた。同社は、セラミック製の積層電池部材に少量の電解液を染み込ませた独自の構成(半固体電池)の熱安定性が高いことに着目。さらなる高温での動作が可能な設計で、使用温度85度を実現した。
高耐熱タイプは、85度で1000回充放電を繰り返した後でも、95%以上の容量を維持できる性能を持ち、車載機器やFA機器、屋外IoT機器での使用に適している。
エナセラ コインは、回路基板向けでリフローはんだ実装が可能な高容量タイプと高耐熱タイプに加え、スマートウオッチなどのウエアラブル端末向けに開発中の大電流タイプの3タイプで、IoTデバイスへの採用拡大を目指す。
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