業界最小蔵クラスのパネル奥行き13.6mmの非常用押しボタンスイッチ

NKKスイッチズの小型非常停止用 押ボタンスイッチ FF01シリーズ

　NKKスイッチズは、業界最小クラスの非常停止用押ボタンスイッチ「FF01シリーズ」を開発、20年春からの販売開始を予定する。独自のスライディングラッチ構造（特許出願中）でパネル奥行き13.6ミリメートルの小型化を実現し、かつ耐振動性・耐衝撃性に優れる。ティーチングペンダントなど小型で薄型の機器に適した商品として提案していく。

　FF01シリーズは、同社独自技術である「スライディングラッチ構造」を採用。これによりパネル奥行きが13.6ミリメートルの業界最小クラスを実現し、かつ安全性を追求している。OFF状態で万が一、振動・衝撃が加えられた場合でも、接点が接触方向に移行しにくく、OFF状態を維持し続けることができ、意図せず接点が開閉することを防止する。

　パネル奥行きが業界最小クラスでありながら、耐振動性・耐衝撃性・防水性に優れるため、ティーチングペンダントなどの小型で薄型の機器やポータブル機器に適した非常停止スイッチ。

　同社はラインアップに「FF01シリーズ」を加えることで、機器の操作面を構成するインターフェイス（タッチパネル、スイッチ、非常停止スイッチ）をそろえることができるため、操作パネル単位での搭載に幅広く対応する。

　主な特徴は、独自の技術であるスライディングラッチ構造。同構造はスイッチ中央部にラッチ用に傾斜を持たせ、接点の状態を維持する独自の構造。この構造によってOFF状態で接点が乖離（かいり）方向へ作用し続けるため、振動・衝撃が加えられた場合でも接触方向に移行しにくく、OFF状態を維持し続ける安全性を追求した構造。

　スライディングラッチ構造により、業界最小クラスのパネル奥行き13.6ミリメートル（端子込み業界最短胴）を実現、操作部ボタン径はφ25ミリメートル（業界最小）とφ30ミリメートルの2種類を用意し、機器の薄型化、省スペース化をサポート。

　防水・防じん性能IP65に適合。リセット操作はプル（引っ張り）、ターン（回転）のどちらにも対応し、使いやすさを追求している。適用規格はUL、C-UL、TUV、CE。

　想定用途は、小型無線操作パネル（ティーチングペンダント）などポータブル機器、ハンディ機器。参考価格（本体）は、1376円から1594円。

　同社は、あす27日に開幕する「IIFES2019」（東京ビックサイト）で、FF01シリーズの商品ラインアップや使用イメージなどを紹介する。

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