電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月22日 191122_01 SMK 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 自動車機器用

0.5mmピッチで業界最小クラスの高速伝送対応フローティング基板対基板コネクタ


SMKの車載用機器向け基板対基板コネクタ
「PB−F2シリーズ」

 SMKは21日、車載機器向けに業界最小クラスの基板占有面積(従来品比約50%減)を実現した、高速伝送対応0.5ミリピッチフローティング基板対基板コネクタ「PB-F2シリーズ」を開発したと発表した。12月から受注活動を開始し、20年4月からの量産開始を予定する。

 近年、車載機器では、小型化に加え情報量の増加による伝送速度の高速化、信号の多極化が求められている。同社はこれらの要求に対応するため、小型かつ高速伝送に対応したフローティング構造搭載の基板対基板用コネクタを開発した。

 同製品は、同社独自の構造により、高い接触信頼性を確保しつつ、業界最小クラスの基板占有面積(120Pinタイプ、従来品比約50%減)を実現しており、車載機器の小型化に貢献する。加えて、フローティング構造を備えており、幅・奥行き方向にプラスマイナス0.5ミリメートル、高さ方向にプラスマイナス0.5ミリメートルの基板間の位置ズレを吸収できる。

 差動インピーダンスは100Ωにマッチングしており、最大6ギガbpsの高速伝送が可能。EMI対策としてシールド構造にも対応可能。用途は、車載機器(インフォテインメントシステム、ディスプレイオーディオ、カーナビ)、車両ECUなど。

 主な仕様は、定格電圧電流AC/DC50V、0.5A。接触抵抗30mΩ以下。絶縁抵抗DC100V、100MΩ以上。耐電圧AC100V(1分間)。使用温度範囲マイナス40-プラス105度。実装高さはレセプタクル5.7ミリメートル、プラグ7.25ミリメートル(嵌合高さ)。外形寸法はレセプタクルは幅33.5ミリメートル、奥行き6ミリメートル、高さ5.7ミリメートル、プラグは幅33.5ミリメートル、奥行き6ミリメートル、高さ7.25ミリメートル(120Pinの場合)。基板占有面積は、201平方ミリメートル(120Pinの場合)。

 実装方法はリフロー。梱包形態はリール。挿抜寿命10回。サンプル価格は500円。受注開始時期は12月、量産開始時期は20年4月を予定している。生産能力は月産30万個。


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