電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月14日 191114_02 トレックス・セミコンダクター ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 一般産業用

36V動作で出力600mAの同期整流降圧DC-DCコンバータ「XD9267/同9268」シリーズ


XD9267/9268シリーズ

XDL605/606シリーズ

 トレックス・セミコンダクターはこのほど、AEC-Q100に準拠した36V動作ドライバー内蔵で出力電流600mAの同期整流降圧DC-DCコンバータ「XD9267/同9268」シリーズを発表した。

 近年、安全性・快適性の向上に伴い自動車に搭載するECUが増え続けている。特にボディー系ECUでは無線モジュールやセンサーなど付加機能が追加され、3.3Vの電源が必要。従来のレギュレータを用いた回路構成では、入出力電位差や負荷電流が増えるためレギュレータの発熱による、回路への影響が懸念されている。

 新製品は、軽負荷から重負荷まで全負荷領域で高効率、低リップル電圧を実現。レギュレータからの置き換えで、発熱は3分の1まで抑制し、消費電力は2分の1、実装面積も2分の1と大幅に削減した。

 出力電圧の状態を監視するパワーグッド機能を搭載しており、電圧検出器が不要。パワーグッド機能とソフトスタート機能を組み合わせることでシーケンス制御も可能となる。

 入出力電圧範囲は3.0-36.0V、出力電圧範囲は1.0-25.0V、発振周波数は2.2メガヘルツ。動作モードはPWM制御(XD9267)、PWM/PFM自動切り替え制御(XD9268)から選択できる。パッケージはSOT-89-5(4.5×4.35×1.6ミリメートル)、小型のUSP-6C(1.8×2.0×0.6ミリメートル)をそろえた。

 事業本部汎用製品ビジネスユニットの山崎英正副参事は「新製品はレギュレータからの代替に最適。課題となっている放熱設計や小型化に対応した。今後も市場ニーズに合わせた製品開発を進める」と話す。

 XD9267/9268シリーズとコイルを一体化した電源モジュール「XDL605/606」シリーズもリリースを予定している。サンプルおよび評価ボードは11月から供給を開始し、量産は20年1月から開始する。

 XDL605/606シリーズは、モジュール内でICと周辺部品の最適化が完了しており、工数の大幅な削減が可能。スペース削減となるほか、ノイズの低減にもつながる。


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