191017_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月17日 |
191017_02 |
セイコーエプソン |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般民生用 |
電子ペーパーディスプレイ用ドライバー内蔵 低消費電力16ビットマイコン
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セイコーエプソンの電子ペーパー駆動用 ドライバー搭載16ビットマイコン「S1C17F63」 |
セイコーエプソンは、スマートカードなど小型の電子ペーパーディスプレイ駆動に最適なドライバー内蔵の16ビットマイコン「S1C17F63」を開発、サンプル出荷を開始した。月産50万個を計画。パッケージタイプQFP15-100のサンプル価格は、650円(税別)。
電子ペーパー(EPD)は、紙の長所である読みやすさ(視認性)を持つ、電気的に書き換えが可能な表示媒体。太陽光下でも見やすく、目に負担がない、表示中に電力を消費しない、紙のように薄くて折り曲げが可能などの特徴を持つ。
電子書籍やサイネージをはじめ、電子棚札やICカードなど液晶に代わる表示媒体として市場が拡大している。特にICカード分野では、オンラインバンキングやオンライン決済などのセキュリティ対策として、ワンタイムパスワード付きカードや一定時間でセキュリティコードが切り替わるダイナミックCVV/CVCカードなどが注目されている。
しかし、折り曲げなど物理的な力による構成部品の破壊や、カード形状では搭載できる電池容量が限られるため、電池寿命を確保することが難しいなどの課題があった。
今回、電子ペーパーディスプレイ駆動に特化したドライバーを内蔵したワンチップマイコンを開発。外付けドライバーを必要としないため部品点数を削減できるだけでなく、内蔵周辺回路の最適化によりチップサイズを縮小し、カード製品の耐久性を向上させた。
また、リアルタイムロック動作モードの消費電流を120nA(typ.)と、従来製品比約40%低減に成功した。さらに余った電流を表示の書き換えに活用することで、セキュリティコード更新間隔の短縮化を可能にし、セキュリティ向上を図った。
同製品には、表示ドライバー以外にもフラッシュメモリー、EEPROM、各種タイマー、A/D変換器、温度センサーなどを搭載している。使用環境に左右されない高精度な時間計測により、セキュリティ価値を高めている。
同社では、主にスマートカード、ディスプレイカードでの需要を見込んでいる。
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