電波プロダクトニュース



191003_02
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月3日 191003_02 セイコーエプソン 半導体複合部品 機能モジュール 一般産業用

タイムスタンプ機能付き消費電力3分の1の3235サイズRTCモジュール


セイコーエプソンのリアルタイム
クロックモジュール

 セイコーエプソンは、リアルタイムクロック(RTC)モジュールの製品ラインアップを拡充している。新たに3.2×2.5×1.0ミリメートルサイズの小型パッケージにタイムスタンプ機能を備えた「RX8111CE」「RX4111CE」を開発した。両製品のサンプル出荷は11月と12月を予定。量産開始は20年3月を見込む。

 電子機器の集積化や小型化の加速、ユーザーの環境負荷低減の意識向上も背景に、様々な市場においてデバイスの低消費電流化・幅広い動作温度範囲・高信頼性へのニーズが高まっている。

 RTCモジュールは、時計、カレンダー機能などを持ったリアルタイムクロックICと32.768キロヘルツ水晶振動子を一つのパッケージに内蔵した製品。これにより、発振回路設計、時計精度の調整が不要になるとともに、ユーザーにおける回路基板のスペース効率を向上できるメリットがある。エプソンの製品は、時刻情報バックアップが必要とされる各種機器に採用され、好評を得ている。

 新製品は、同社従来品「RX8130CE」の特徴である、小型、32.768キロヘルツ振動子内蔵(調整済み)、バックアップ電源自動切り替え機能に加えて、機能面で新たにタイムスタンプ機能を加えた。同機能はイベント発生時に時刻情報を保持する機能で、例えばシステムのソフトウエアアップデート時刻や、電池を交換した時刻、または異常アラート発生時刻などに利用できる。

 同タイムスタンプ情報は、バックアップ電源切り替え駆動時でも保持し、堅牢性の高いシステム構築に寄与する。

 新製品の消費電流は、従来品「RX830CE」の300nAから、その3分の1の100nAへと大幅に削減し、これにより、従来よりも小型で安価な二次電池やキャパシタも使用ができるようになった。また、従来の2IC−Busインターフェイスに加え、SPI−Busインターフェイスも用意している。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |