HDMI2.1規格認証取得のコネクタ「DC04シリーズ」

HDMI2.1認証取得コネクタ 「DC04シリーズ」

　日本航空電子工業は、ＨＤＭＩ２.１規格認証取得コネクタ「ＤＣ０４シリーズ」を開発し、販売開始した。

　ＨＤＭＩは、テレビをはじめとした映像機器の標準インターフェイスとして幅広く普及している。近年、市場ではより高精細で臨場感のある映像が期待されており、日本では１８年１２月に「新４Ｋ８Ｋ衛星放送」が始まるなど、今後も需要の拡大が見込まれている。そうした中で、４Ｋ１２０Ｈｚ、８Ｋ６０Ｈｚ、ＨＤＲ（ハイ・ダイナミック・レンジ）などに対応したＨＤＭＩ２.１の新規格が策定された。

　同社のＤＣ０４シリーズは、いち早くＨＤＭＩ２.１規格の認証を取得したコネクタ。各チャンネル端子位置を最適化することでクロストークを低減するとともに、コンタクトのモールドイン化によりインピーダンス特性を向上させ、安定した高速伝送特性・品質を確保している。同時に、シェル先端部の独自構造により、ケーブル接続時のこじり強度を高め、十分な堅ろう性を持たせている。

　同社は、ＨＤＭＩコネクタの規格策定当初から、ＨＤＭＩフォーラムに参画し、標準化に貢献してきた。今後もレセプタクルコネクタ、ケーブルハーネスのラインアップを拡充していく予定。

　適用市場は、テレビ／モニター、プロジェクタ、ＡＶレシーバ／サウンドバー、セットトップボックス（ＳＴＢ）、ＢＤプレヤー、ゲーム機、デジタルカメラ、ビデオボードなど映像機器。

　主な仕様（レセプタクル、タイプＡコネクタ）は、極数は１９極。耐電圧ＡＣ５００Ｖｒｍｓ。定格電流０.５Ａ。絶縁抵抗１００ＭΩ以上。使用温度範囲−２５―＋８５度。

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