190717_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月17日 |
190717_02 |
日本TI |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般産業用 |
業界一の低静止電流を誇る超低電力スイッチングレギュレータ「TPS62840」
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業界最小の低静止電流、 新型電源スイッチング・レギュレータ (使用イメージ) |
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、非常に低い動作時静止電流(IQ)を誇る超低電力スイッチング・レギュレータ「TPS62840」を発表した。静止電流が60nAと業界で最も低く、類似の競合製品と比較して3分の1を実現している。
同レギュレータは、軽負荷効率が1μA負荷時で80%と非常に高いため、システムのバッテリ寿命の延長やバッテリ使用数の削減、バッテリの小型化が可能になり、全体的な電源ソリューション・サイズの縮小とコストの削減につながる。
さらに、入力電圧範囲(VIN)が1.8−6.5Vと広いため、多様なバッテリ方式や構成に対応する。
このような特徴に加えて、TPS62840では機能が選択可能になっているため、バッテリを電源として常時稼働する産業用およびパーソナル・エレクトロニクス・アプリケーションにおける重要な設計課題に対処できる。
アプリケーションには狭帯域IoT、グリッド・インフラストラクチャ装置、ウエアラブル・デバイスなどがあるが、これには柔軟性の向上、無線範囲の拡大、精度向上、電磁干渉(EMI)の低減などが求められる。
選択可能なモードとストップ機能により、ノイズ性能が向上し、信号歪みが減少。このような利点を活用することで、より高価な高精度シグナル・チェーン部品や、センサー、無線ソリューションを使用しなくても同等の機能を実現できるため、ソリューション・コストの削減に有効。
また、モード・ピンにより連続導通モード(強制パルス幅変調モード)を使用して、リップルやノイズの性能を向上させ、無線周波数アプリケーションで生じやすい伝送への影響を軽減できる。
この新型スイッチング・レギュレータにより、設計で使用するバッテリ数を半減、または、より小型のバッテリを採用できる。
現在、TPS62840の量産開始前サンプルは、1.5×2.0mmサイズの8ピンSON(スモール・アウトライン・ノーリード)パッケージ、および、0.97×1.47mmサイズの6ピンWCSP(ウエハー・チップ・スケール・パッケージ)で供給中。
3×5mmサイズの8ピン熱特性強化型パッケージ(HVSSOP)は、今年後半に供給を予定している。1千個受注時の単価(参考価格)は0.85ドルから。
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