長寿用・高容量など高性能化、チップ、リード型アルミ電解コンデンサ

ルビコンのアルミ電解コンデンサ・チップタイプ 「TLVシリーズ」��と リードタイプ「JXFシリーズ」

　ルビコンは、アルミ電解コンデンサの新製品開発を加速している。長寿命、高容量、低インピーダンス、高耐圧、低温特性などの高性能化を実現。新たにチップタイプ「ＴＬＶシリーズ」、リードタイプ「ＪＸＦシリーズ」の製品ラインアップを拡充。車載、エネルギー、通信といった分野でのシェア拡大を目指し、量産を開始した。

　今回の両シリーズの拡充は、熱安定性に優れ、さらに低温域まで安定した性能を持つ新規開発の電解液と高倍率電極箔を採用。これによって、下限温度範囲を−５５度まで低温化。定格電圧は従来６.３―６３Ｖだったが、今回８０Ｖと１００Ｖの高耐圧品を追加した。

　チップタイプのＴＬＶシリーズは、拡充品の定格電圧８０―１００Ｖは静電容量２２μ―６８０μＦ、ケースサイズφ８×１０.５―φ１８×２１.５ｍｍ、カテゴリ温度範囲−５５―＋１０５度、耐久性１０５度５千時間（φ１０以下品は２千時間）で、業界最高レベルの高容量化と低インピーダンス性能を実現している。

　リード線タイプのＪＸＦシリーズの拡充品は、カテゴリ温度範囲−５５―１０５度の低インピーダンス品として、業界トップの高容量化（同サイズ比最大１.８倍）と高リプル電流化（同サイズ比最大１.３５倍）を実現。

　拡充した８０Ｖと１００Ｖ定格品の主な仕様は、ケースサイズφ１０×１６―φ１８×３０ｍｍで６８μ―８２０μＦをカバー、カテゴリ温度範囲−５５―＋１０５度、耐久性１０５度８千時間（φ１０品は６千時間）で、業界トップクラスの長寿命化を実現した。

　同社では、これらにより車載機器、太陽光発電マイクロインバータ、通信機器電源、屋外ＬＥＤ機器などの用途での要求を満たし、提案活動を活発化する。

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