搬送用コンベヤのモーターローラードライブ制御用アナログモジュール

「Ｈａｒｓｈ ＩＯ Ｅｔｈｅｒｎｅｔ Ｉ／Ｏモジュール」

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、搬送用コンベヤのモーターローラードライブ（ＭＤＲ）の制御用に、汎用性の高いアナログモジュール「Ｈａｒｓｈ　ＩＯ　ＥｔｈｅｒｎｅｔＩ／Ｏモジュール」を発表した。

　通常、搬送用コンベヤのＭＤＲは、メーカー固有の専用システムによって制御される。同社のＨａｒｓｈＩＯ　Ｅｔｈｅｒｎｅｔ　Ｉ／Ｏモジュールは特定のシステムを必要とせず、プログラマブルロジックコントローラ（ＰＬＣ）に接続することで、イーサネットフィールドバスを介してＭＤＲが制御可能な汎用性の高いアナログモジュール。

　同モジュールは最大四つのＭＤＲを接続でき、１５段階の速度調整、方向、スタート／ストップの制御のほか、伊東電機製「ＰＭ５００ＸＥ／ＸＰ」およびＩｎｔｅｒｒｏｌｌ製「ＥＣ３１０　ＭＤＲ」については自動検出が可能。

　コードセットとモジュールとをワンタッチ接続可能なモレックスの特許技術「Ｕｌｔｒａ―Ｌｏｃｋプッシュトゥロック」を採用しているため、迅速かつ安全に接続できる。イーサネット／ＩＰ、プロフィネット対応。

　主な特徴は、ＩＰ６７規格に準拠し、ちりや弱水流の侵入を防ぎ過酷な産業用アプリケーションに適応。イーサネットスイッチを２ポート備えているため、イーサネット／ＩＰネットワークのデイジーチェーン接続が可能で、リング構成のイーサネットネットワークによって冗長化にも対応している。

　ネットワーク、電源、およびＩ／Ｏの状態を視覚的に確認可能な診断用ＬＥＤを搭載。電源用コネクタは４極または５極が選択でき、各国の工場設備要件に対応できる。

　用途は、ＦＡやマハテン、製造ライン、手荷物処理をはじめ各種産業分野における倉庫管理、運搬や仕分けなどの搬送ライン。

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