190201_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月1日 |
190201_01 |
日立金属ネオマテリアル |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
自動車機器用 |
アルミ、銅のクラッド材を加工した車載用LiB向けクラッド端子
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リチウムイオン電池用クラッド端子 |
日立金属ネオマテリアル(大阪府吹田市)は、車載用リチウムイオン電池(LIB)向けに、アルミニウム/銅(Al/Cu)クラッド材を加工したクラッド端子を開発した。
クラッド端子は、過酷な環境下で使用される車載用LIBの接続信頼性向上、組み立て工数削減、電池全体の重量低減に貢献する。
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車両は急速に普及している。航続距離の延長が求められており、基幹部品であるLIBの高出力化や、車両全体の軽量化に向けた研究開発が進んでいる。
従来のLIBモジュールは、出力を得るために複数のLIBセルが銅(Cu)製バスバーによって接続されている。通常、LIBセルの接続端子には正極側にアルミニウム(Al)、負極側にCuが用いられるが、Al正極端子とCuバスバーを直接溶接すると、接合境界面に脆弱な金属間化合物が生成され接続信頼性が担保できなくなるため、ボルト・ナットで接合される。また、今後、軽量化のためAlバスバー採用が進む潮流の中で、Cu負極端子との接合部の信頼性確保が課題となる。
同社が開発したLIB用クラッド端子は、Al/Cuクラッド材を加工したもので、接続信頼性の技術課題を解決した製品。クラッド端子は端子頭部がAl、脚部がCuで構成され、従来の負極端子に代替して使用することで、Alバスバーとクラッド端子頭部(Al)のAl同士の溶接接合が可能。これにより接合部の信頼性をより向上できる。
クラッド端子用のAl/Cuクラッド材は、独自の圧接法などの諸工程によりAlとCuを圧接し、最適な熱処理で金属間接合を促進した結果、端子形状でも極めて強固な接合強度を実現した。
これらの構造上の工夫で同社開発のクラッド端子は、過酷な走行環境でのLIBの接続信頼性向上、従来の複数素材による組み立て工数の削減、車載バッテリの軽量化が可能となる。特許出願済み。
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