USB2.0対応のI/Fコネクタ

航空電子の車載インフォテインメント 向けＵＳＢ２.０対応コネクタ 「ＭＸ４５Ｍシリーズ」

　日本航空電子工業は、車載インフォテインメント向けＵＳＢ２.０対応のインターフェイスコネクタ「ＭＸ４５Ｍシリーズ」を開発、販売開始した。

　近年、自動車市場でのカーナビやヘッドユニットシステムでは、携帯型デジタルオーディオプレヤーやスマホをＵＳＢケーブルで接続し、これらの機器に蓄積されたデータを活用して音楽や映像を楽しめる機能が付加されてきている。

　こうした市場ニーズに応えるため、ユーザー持ち込み機器との接続が可能なＭＸ４５Ｍシリーズを開発した。ＵＳＢ２.０規格の伝送性能を満足させるとともに、各種携帯機器向けケーブルに対応し、車載用コネクタに必要な堅ろうな構造、耐環境性能を有している。

　同社は、既にリリース済みの車載用車体内部配線、インターフェイス向けコネクタ「ＭＸ３９シリーズ」「ＭＸ４９シリーズ」と合わせ、車載ＵＳＢ２.０対応製品のラインアップを拡充することで、顧客の多様なニーズに応えていく。

　ＭＸ４５Ｍシリーズは、伝送性能、信頼性を確保するため、ケーブルハーネスとしてのみ販売し、コネクタ単品販売は行わない。

　特徴は、ＵＳＢ２.０タイプＡ車載対応コネクタ。伝送性能は、ＵＳＢ２.０規格準拠。ＵＳＢ認証（ＴＩＤ）取得製品。コネクタ嵌合では、耐こじり構造を採用することで優れた挿抜性能を実現。各種携帯機器向けケーブルに対応。

　適用市場は、カーナビ、カーオーディオシステム、ヘッドユニットシステムほか。

　一般仕様は、極数は４極。絶縁抵抗１千ＭΩ以上（初期）。使用温度範囲−４０―＋８５度。適用電線はＳＴＰケーブルφ５.６。挿抜回数５千回。コネクタ挿入力３５Ｎ以下。

　ヘッドユニットシステム　カーオーディオにおいて音楽ソース再生メカ部、アンプ部を一体化したユニット。

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