優れた自己回復機能を有したメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ

トーキンの車載グレードの メタライズドポリプロピレン フィルムコンデンサ

　トーキンは、車載グレードのメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサの新製品「Ｆ８６３シリーズ」を発売した。安全規格認定（クラスＸ２）コンデンサで、過酷な環境や周囲条件下においても、安全性を確保するよう設計されている。

　誘電体として使用されているメタライズドポリプロピレンフィルムは、優れた自己回復機能（セルフヒーリング）を有する。従来製品では過酷な環境下で生じていた静電容量の減少を抑制する。

　新製品は、車載機器用途および産業機器用途に対応し、増え続ける自動車用電子機器や屋内の各種電源装置において、ＥＭＩ／ＲＦＩフィルタリングの用途で使用するもの。

　自動車用電子部品規格のＡＥＣ−Ｑ２００に準拠し、定格電圧は最大３１０ＶＡＣ、静電容量は０.１―１０μＦ。また、新たに認定されたＥＭＩ抑制用コンデンサの動作温度範囲は−４０―＋１１０度。ＥＮＥＣ、ＣＵＬ、ＣＱＣなどの国際的な安全規格に準拠。リードピッチは、１５／２２.５／２７.５／３７.５ｍｍ。

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