車載用PoC方式電源重畳ライン向け高周波フェライトビーズ

村田製作所の車載電源用高周波 フェライトビーズ 「ＢＬＭ１８ＤＮシリーズ」

　村田製作所は、自動車のデータ伝送用インターフェイスに電力を重畳して１本の同軸ケーブルで伝送するＰｏＣ（Ｐｏｗｅｒ　Ｏｖｅｒ　Ｃｏａｘｉａｌ）方式の電源重畳ライン（バイアスＴ回路）用の高周波フェライトビーズ「ＢＬＭ１８ＤＮシリーズ」の量産を開始した。

　磁性体材料技術と内部電極形成技術により、１.６×０.８×０.９５ｍｍと小型でありながら、１ＧＨｚの高周波帯においても高いインピーダンス特性を実現。最大定格電流１４００ｍＡに対応できる。

　１００ＭＨｚでのインピーダンス１５０Ω、１ＧＨｚでのインピーダンス４００Ω、最大直流抵抗０.１２０Ω、定格電流１４００ｍＡ（８５度）／９００ｍＡ（１２５度）の「ＢＬＭ１８ＤＮ１５１ＳＨ１」から同６００Ω、同１５００Ω、同０.４３５Ω、同７００ｍＡ（同）／４５０ｍＡ（同）の「ＢＬＭ１８ＤＮ６０１ＳＨ１」を取りそろえた。

　自動車はネットワークケーブルと電源ケーブルの配線重量が課題で、軽量化のためにデータ伝送用インターフェイスに電力を重畳して１本の同軸ケーブルで伝送を行うＰｏＣ方式の導入が進んでいる。

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