181211_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月11日 |
181211_02 |
AGC |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
自動車機器用 |
超低伝送損失で透明な5G向け合成石英ガラスアンテナ
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開発した5G向け 合成石英ガラスアンテナ(AGC提供) |
AGCは、伝送損失が低く、透明な5G向け合成石英ガラスアンテナの開発に成功した。同社では今後、車載用や室内外用アンテナなどでの実用化に向けた研究開発を進め、19年からサンプル提供を開始する。
あらゆるモノがインターネットに接続するIoTの時代を迎え、20年頃から5Gの運用開始が見込まれており、28GHz帯以上の高周波数帯を利用するアンテナ用基板には、伝送損失の低い材料が求められている。
同社は、伝送損失が極めて低く、周波数28GHz帯以上を利用する機器デバイスやインフラに最適なアンテナの開発を進めてきた。
今回開発した合成石英ガラスアンテナは、28GHzとして同社が開発したアンテナ設計技術を、合成石英ガラスAQに適用させることにより、超低伝送損失特性を実現。また、独自の微細加工を行うことでアンテナパターンを透明化することに成功した。視認エリアへ設置しても美観や景観を損なわず、視界のさえぎりを極力抑えることができることから、車載用や室内外用といった分野において、最適なアンテナとなる可能性がある。
AGCグループは、長期経営戦略「2025年のありたい姿」の中で、モビリティおよびエレクトロニクス事業を戦略事業と位置付けている。
中でも5Gの実用化を大きな事業機会と捉えており、これまでコネクテッドカー向けオンガラスアンテナや、既存窓を基地局化できるガラスアンテナの開発、プリント基板用材料フッ素樹脂の生産増強、米国企業のプリント基板材料リジッドCCL(銅張積層板)事業部門の買収などに取り組んできた。
同グループは今後も長年培ったガラス・電子・化学品・セラミックスの技術を複合化させ、次世代高速通信技術の発展に貢献するとともに、積極的に事業を拡大していく。
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