181203_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月3日 |
181203_03 |
ボッシュ |
表示デバイス |
液晶・プラズマ・CRT |
自動車機器用 |
量産車のコックピット向け局面メーターパネル
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ボッシュの曲面パネル |
ボッシュは、量産車のコックピット向けとして世界初となる曲面メーターパネルを発表した。曲面ディスプレイ自体は既に一般家庭のリビングやスマホ用として発売されているが、量産車向けは初めて。この曲面メーターパネルは、フォルクスワーゲン・トゥアレグのニューモデル「Innovision Cockpit」でデビューする。
同ディスプレイの曲面は、人の眼球の自然なカーブを模倣している。そのため、ドライバーは画面の端に表示されるインジケータのライトや警告信号をよりはっきりと視認できるようになる。この利点は既に一般家庭のリビングに普及しつつある曲面ディスプレイでも証明されていたが、この場合に最適な角度で座って視聴できるのは1人だけだった。一方、車載用の曲面メーターパネルは、常にドライバーにとって最適な視野を確保できる。
また、同パネルは、内部に多数のデジタルディスプレイが組み込まれているが、同等サイズの非曲面ディスプレイよりも約2ab省スペース化されている。
スピードメーター、ナビゲーションマップ、電話帳など、対角線の長さ約31abのメーターパネルに表示される内容は、ドライバーの好みや運転状況に応じて選択することができる。
ドライバーからは見えないコックピットの裏にあるコントロールユニットに制御システムが組み込まれており、現在の走行に関する詳細情報、ナビゲーションマップ、電話帳、演奏中のプレイリストの詳細など、ドライバーがひと目で把握したい内容を、常に画面上で正確に読み取れるよう制御する。これらの情報は、画面全体に個別に表示したり、組み合わせて表示することも可能。
そのため、従来のスピードメーターのほか、ナビゲーションマップや電話帳を表示し、マルチファンクションステアリングホイールや、インフォテインメントシステムのタッチスクリーンで、これらを簡単・便利に選択できる。
さらに、メーターパネルから直接ナビゲーションマップのズーム操作を行うこともでき、これはトゥアレグのInnovision Cockpitで初めて採用される機能の一つとなっている。
ボッシュの新しい曲面メーターパネルでは、特殊な製造工程を取り入れた。新たに採用したのは、周囲光が明るくても高コントラストで表示できる平面ディスプレイの製造にこれまで使用されてきた技術。これをパートナー企業の協力の下、ボッシュが初めて、自動車用コックピット向け曲面ディスプレイの量産に生かした。
光学接着と呼ばれるこの工程では、インストルメントディスプレイとガラスの間に接着剤を薄く塗布して直接接着。これら二つの材料を完璧に接着したため、メーターパネルへの光の反射を4倍以上低減できるようになった。
これにより、ドライバーはまぶしさを感じずに画面を見られるだけでなく、直接太陽光が当たるような明るい場所や暗い場所でも、同じ高コントラスト比で鮮明に表示できるようになっている。
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