TPA機構付、雄雌同型の中継接続用電線対電線用コネクタ

ＴＰＡ機構を備えた 「Ｄｉｔｔｏ電線対電線用コネクター」

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、低電流の家電や照明用途に向けた雌雄同形の中継接続用「Ｄｉｔｔｏ電線対電線用コネクター」に、ＴＰＡ（端子位置固定）機構を備えた新バージョンを追加しラインアップを拡充した。ＴＰＡ機構により、端子の抜け落ちを防止する。

　同社のＤｉｔｔｏ電線対電線用コネクタは、二つの同形状のコネクタを上下反転させて嵌合する雌雄同形の相互接続システム。同コネクタは、オス／メスの区別がなく、１種類のコネクタで相互接続が可能なため、作業効率の向上、在庫管理の負担軽減を図ることができ、コスト低減に寄与する。

　今回追加したのは、ポジティブロック機構を備えた３.００�_ピッチの「１５０２１２シリーズ」と、３.００�_ピッチで国際安全基準のグローワイヤ試験に適合する「１５０２１３シリーズ」。２―８極までの製品が取りそろえられている。

　１５０２１２／１５０２１３シリーズは、ハウジングに取り付けられたＴＰＡ機構が、ハウジング内の正しい位置に端子をロックすることで、過酷な振動環境下でのコネクタ外れを防水する。

　Ｄｉｔｔｏ電線対電線用コネクターの主な特徴は、ＴＰＡ機構によって過酷な振動環境下でのコネクタ外れを防止。エンドユーザーの安全と保護に役立つグローワイヤ対応ハウジングが選択可能。ハウジングの上下両面に備えられた二つのポジティブロック機構により、厳しい使用条件下での確実なコネクタ嵌合を保持。極性キー付きハウジングによって誤嵌合を防止。

　用途は、家電、フィットネス機器、ホームエンターテインメント、ホームセキュリティ、ホームオフィスをはじめとする民生用途のほか、屋内外照明や交通・道路照明、ディスプレイやサイネージ、乗用車や二輪車など自動車用途に適している。

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