5Gワイヤレスアプリケーション用、ERFV　RF同軸コネクタ

ＴＥの「ＥＲＦＶ ＲＦ同軸コネクタ」

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市高津区）は、５Ｇワイヤレスアプリケーション用に、新しい「ＥＲＦＶ　ＲＦ同軸コネクタ」を発表した。次世代の５Ｇワイヤレス基板対基板および基板対フィルタ設計を低コストで実現する。

　将来の５Ｇワイヤレス機器設計には、世界レベルのワイヤレス・インフラストラクチャの拡大が不可欠で、低コストで信頼性の高い、カスタマイズ可能な新しいレベルのコンポーネントが求められている。ＴＥコネクティビティの新しいＥＲＦＶ　ＲＦ同軸コネクタは、アンテナと無線基板対基板（ＢＴＢ）および基板対フィルタ接続を実装することにより、次世代の５Ｇワイヤレス設計をより低コストで行うことをサポートする。

　ＥＲＦＶ同軸コネクタは、費用対効果の高いワンピース設計を採用し、ボード間の高さとコネクタ構成に関して高度なカスタマイズが可能。ＥＲＦＶコネクタを使用することで、基板対フィルタまたはプリント回路基板（ＰＣＢ）間などの製品用途に応じて、ボード間の高さを５.２�_―２０�_�bに調整可能となる。

　コネクタは、表面実装基板対基板接続、あるいはフィルタへのねじ込み、または押し込み接続としても適用できる。さらに、±１�_�bの軸方向ミスアライメント許容誤差、±０.８�_�bの半径方向ミスアライメント許容誤差、ＤＣ―１０GHzの優れた挿入損失およびリターンロスを備えた実績のある信頼性を提供する。

　ＴＥコネクティビティのエリン・バーン設計担当副社長兼データおよびデバイス事業最高技術責任者は、「差し迫った５Ｇの展開に備えて、ワイヤレスおよびテレコミュニケーションアプリケーションを設計する顧客のニーズに対応するため、革新的なワンピースＲＦコネクタを開発した。このワンピースソリューションは、優れた性能基準を維持しながら、３ピースソリューションに比べて大幅なコスト削減を実現する」と話している。

　同コネクタは今月、独ミュンヘンで開催された「エレクトロニカ２０１８」で、ＴＥコネクティビティブースのアクティブアンテナ・ディスプレイコーナーで展示・紹介された。

| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
| 電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
| ホームページへ戻る | 次データへ |