181031_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月31日 |
181031_01 |
富士電機 |
半導体素子 |
ディスクリート |
一般産業用 |
UPSやパワコン向けに最適化された650V耐圧のディスクリートIGBT「XSシリーズ」
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富士電機のIGBT「XSシリーズ」 |
富士電機は、高効率電力変換と小型化を実現する、無停電電源装置(UPS)やパワーコンディショナ(PCS)向けに最適化した650V耐圧のディスクリートIGBT「XSシリーズ」を開発、製品化した。
同社がこれまでパワー半導体製品で進めてきた微細化技術やウエハー厚を薄くする技術を応用し、オン電圧(導通損失)低減とスイッチング損失低減の両方を同時に実現し、トレードオフ特性を改善。
小型UPSや分散型PCSで用いられるスイッチング周波数(20KHz)において、従来製品(同社Wシリーズ)に比べて、コレクタ−エミッタ間飽和電圧、スイッチング損失それぞれを20%以上低減している。
一般的に10%以上の損失改善は機器性能へのインパクトが大きく、20%以上の損失改善は大きな特徴になるといわれている。
スマホをはじめとするモバイル機器の進化やインターネットの高速化に伴い、世界規模でデータ流通量が増えている。これらネットワークの基幹を担うデータセンターでは、安定した電力供給はもちろん省電力化、小型化も求められ、UPSの需要が高まっている。また、太陽光や風力による発電の普及に伴い、発電した電力を安定的に使用可能な電力に変換するPCSの高効率化、小型化の市場要求も高まっている。
こうした市場背景から、同社は高効率電力変換と小型化を実現するUPSやPCS向けに最適化した、650V耐圧のディスクリートIGBT、XSシリーズを開発した。
XSシリーズの適用回路は3レベルインバータ回路(I−typeおよびT−type)、ブリッジインバータ回路、力率改善(PFC)回路などを想定し、UPS、PCSを中心に通信機器、サーバー、EV用充電器などにも適する。
例えば、UPSやPCSで用いられるT−type3レベルインバータ回路に同社XSシリーズを使用した場合、同社従来製品(同社Wシリーズ)に比べて約15%、I−type3レベルインバータ回路の場合は約12%、それぞれ損失低減が見込まれる。
同社は、市場ニーズの高い650V50A、75Aを10月から量産開始しており、同30A、40A製品は12月から量産の予定。1200V耐圧の製品系列化を19年4月に計画している。
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