フローティング機構を搭載した車載ECUやFA機器向け基板間接続用同軸コネクタ

SMKの基板対基板用 フローティング同軸コネクタ [引用:SMK株式会社]

　ＳＭＫは１９日、車載ＥＣＵやＦＡ機器などの用途向けに、フローティング機構を搭載した基板間接続用の同軸コネクタを開発したと発表した。小型・高周波に対応する。

　近年の車載市場では、ＩＴＳ（高度道路交通システム）対応機器の普及が進んでおり、同軸コネクタへのニーズが高まっている。

　今回の新製品は、車載機器向けにはＥＣＵやスマートアンテナなどの車載機器内部の基板間接続用として、また、基地局向けやＩｏＴ化が進むＦＡ機器向けに開発した。

　セットの小型化に貢献するため、同製品を小型化し、高周波に対応させたことに加え、基板間を接続する際の嵌合ズレを吸収するために、Ｘ、Ｙ、Ｚ方向に±０.５ミリメートルのフローティング構造を設けた。

　使用周波数範囲は、ＤＣ―６ＧＨｚまでをカバー。リフロー実装が可能。ＲｏＨＳ指令適合品。今後も高さ違い品のバリエーションを開発し、ラインアップ拡充に取り組む。

　用途は、車載用機器（ＥＣＵ、スマートアンテナなど）、基地局、ＦＡ機器など。サンプル価格は５００円。

　主な仕様は、定格電圧電流ＡＣ／ＤＣ５０Ｖ、０.５Ａ。周波数範囲はＤＣ―６ＧＨｚ。公称インピーダンス５０Ω。電圧定在波比はＤＣ―３ＧＨｚが１.３Ｍａｘ、３―６ＧＨｚが１.４Ｍａｘ。使用温度範囲は−４０―＋１０５度。実装方向はオンボード。実装方法はリフロー。

　梱包形態はリール梱包。実装高さ１０ミリメートル（基板間）。基板占有面積は、ソケットが４５平方ミリメートル（７.５×６ミリメートル）、プラグが４２平方ミリメートル（７×６ミリメートル）。挿抜寿命は１０回。

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