180906_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月6日 |
180906_01 |
京セラ |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
一般産業用 |
血液などから特定の細胞を分離して濃度を自動計測するデバイス
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京セラの細胞分離・濃度計測デバイス [引用:京セラ株式会社] |
京セラは、自動で血液などから特定の細胞を分離して濃度を計測する細胞分離・濃度計測デバイスを開発した。
ライフサイエンス分野の検査や分析において、血液などから特定の細胞を抽出するなどの前工程作業の自動化が図れる。
開発中の細胞分離・濃度計測デバイス専用の細胞分離・濃度計測機器と合わせて検査・分析の範囲を広げ、再生医療や予防医療などの多くの研究開発用途向けに来春から供給する予定。細胞分離・濃度計測デバイスは滋賀八日市工場(滋賀県東近江市)で生産する。
開発した細胞分離・濃度計測デバイスは、印刷機器に搭載されるプリンティングデバイスで培った微細加工技術(フォトリソグラフィ)を活用。超微細な流路を樹脂製プレートに形成し、細胞のような小さな物質を連続的に分離できる。プレート型でデバイスサイズ75×35×8ミリメートル。
遺伝子を含む白血球を用いる検査の前工程では、超微細な流路を形成するプレート型の今回のデバイスに血液を流すことで、白血球とそれ以外の細胞とを分離して白血球だけを抽出できる。同時に白血球の濃度を計測することが可能。
これまで熟練技能者が特殊な薬品や遠心分離機を使い約90分かけて行っていた白血球の抽出を、今回のデバイスを機器にセットすれば約30分で自動抽出できる。デバイスを並列に配置して一斉処理できるため、従来作業に比べ10倍以上の高い生産性を実現した。
広島大学大学院医歯薬保健学研究科副研究科長の田原栄俊教授は「われわれが未病検査としてグローバルな普及を目指すテロメアテストは、少量の白血球を正確にカウントすることが必要だ。しかし、手作業では多くの時間を費やし、測定誤差も出てくることが大きな課題だった。京セラが開発した本デバイスは、少量の血液からダイレクトに正確な数の細胞を分離精製して集めることが簡単にできることから、その課題が解決できる大きな技術と捉えている。今後、未病検査がグローバルに普及することで、世界の健康長寿と医療費削減を狙うための土台となる技術になることが期待される」とコメントしている。
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[引用:京セラ株式会社] |
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