180726_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月26日 |
180726_01 |
シャープ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般民生用 |
色素が増感した太陽電池
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量産試作した機械式圧力計の IoT電源用色素増感太陽電池 (写真下の白色の枠のもの) |
シャープは色素増感太陽電池を今秋からサンプル出荷し、19年3月までに量産に入る。
4センチメートル角のIoTの電源用途で供給を始める。現在、4センチメートル角で500ルクスの照度で180μWの発電が可能。電力変換効率17%を達成している。
日本の協力工場に年間生産能力30万個(4センチメートル角換算)の製造設備を設け、19年3月までの量産に向けて生産を立ち上げていく。
本格量産を自社で行うか、協力工場に生産を委託するかは、引き合いなどの状況を見て判断する考えだ。
シャープは、15年前に結晶シリコン太陽電池の開発拠点だった葛城工場(奈良県葛城市)で、ポスト結晶シリコン太陽電池として色素増感太陽電池の開発に着手した。屋外用途に向けて開発を進めていたが、結晶シリコン太陽電池の価格が中国メーカーの参入によって大幅に下落。屋外用途の色素増感太陽電池では結晶シリコン太陽電池に太刀打ちできないと判断。色素増感太陽電池の開発用途をIoT電源用に絞り込み、開発拠点も堺工場(堺市堺区)に移して開発を加速してきた。
12年には色素増感太陽電池では世界最高効率となる11.8%の電力変換効率を達成。現在17%まで変換効率を上げ、量産品は20%を目指している。
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