180719_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月19日 |
180719_01 |
太陽誘電 |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
デジタル情報家電用 |
低直流抵抗、許容電流5.3A まで向上したメタル巻線チップパワーインダクタ「MEKK2016H」
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太陽誘電MEKK2016Hタイプ メタル巻線チップパワーインダクタ [引用:太陽誘電株式会社] |
太陽誘電はメタル巻線チップパワーインダクタ「MCOIL・MEシリーズ」に特性を向上したMEシリーズHタイプ「MEKK2016H」を商品化した。
この商品は、多機能化・高性能化が進むスマホなどデジタル機器の電源回路向けチョークコイル用途のパワーインダクタ。子会社の福島太陽誘電(福島県伊達市)において、月産1千万個体制で量産を開始する。サンプル価格は50円/個。
同社従来品の「MEKK2016TR47M」(直流重畳許容電流値4.5A、直流抵抗30mΩ)と比較して、直流重畳許容電流値を5.3Aと18%向上し、直流抵抗を26mΩと13%低減。高機能化・多機能化するスマホをはじめとした小型・薄型デジタル機器の低消費電力化などに貢献する。
スマホをはじめとする小型・薄型デジタル機器は、高性能化に伴うプロセッサの高速駆動化と同時にマルチコア化による高効率化が進んでいる。高速駆動化するプロセッサでは、低電圧大電流化が進み、同時に負荷に応じて使用するコアを変更するため、コアごとに電源回路を搭載している。
一方でこれらの機器はバッテリ大容量化のため、実装面積のさらなる削減が求められ、そのため電源回路のチョークコイルには、小型・薄型化とともに、低直流抵抗で大電流に対応したパワーインダクタが求められている。
同社は、直流重畳特性に優れた金属系磁性材料を使用したメタル系パワーインダクタ「MCOIL」シリーズを展開してきた。今回の新製品は、さらなる大電流化と低直流抵抗を実現した。
サイズは2016タイプ。
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