180614_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月14日 |
180614_01 |
ヨコオ |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
一般民生用 |
電気コネクタと同等の使いやすさを実現したマシンビジョン用、光コネクタ
|
レセプタクル (開発品<手前>と従来汎用品SFP+) |
|
光複合ケーブル [引用:株式会社ヨコオ] |
ヨコオが提案する「光コネクタ」が、このほど日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)において、マシンビジョン用光伝送メディアの標準規格に認定された。
昨今、4K・8K放送関連機器市場や産業用小型カメラなどの産業用検査装置の市場では、10Gbpsを超える高速光画像伝送が求められるようになっている。
特にマシンビジョン用途の産業用小型カメラに使用される光コネクタには、高速光伝送に加えて小型サイズや堅ろう性が要求され、従来汎用品の通信用デバイスでの対応は困難だった。
同社は、産業用検査装置業界におけるこれらのニーズの高まりを踏まえ、こうした用途に最適な小型・堅ろうで取り扱いやすい新しい光コネクタを開発。今回、この光コネクタがJIIAからマシンビジョン用光伝送メディアの標準規格(JIIA OTM―001―2018)として認定された。
認定された光コネクタの特徴は、独自技術(特許出願済み)の適用で電気コネクタと同等の使いやすさ(ダストケア不要)を実現し、高いユーザビリティを提供。これにより、専用クリーナー代を含むオペレーション費用も削減できる。光送受信機内蔵小型レセプタクル(従来汎用品SFPプラスの10分の1サイズ=12.6×13.5×3.5ミリメートル)により産業用小型カメラへの搭載が可能。
12.5Gbps双方向、または25Gbps片方向の高速光伝送を消費電力300mW以下で実現。スクリューロックを備え高い堅ろう性を保持。光電気複合伝送に対応(電力伝送可能)。
同社は、現在開催中の展示会「画像センシング展2018」(パシフィコ横浜)の同社ブースで、今回JIIAから認定された光コネクタを展示・紹介している。
同社では今後、JIIAを通じ、同光コネクタをマシンビジョン用光伝送メディアのグローバル標準とすべく、規格標準化に向けた取り組みを進めていく。
JIIAは、産業用画像分野を通して産業の発展に寄与することを目的に設立され、産業用画像技術に関わるグローバル標準の制定・推進を北米や欧州、中国の業界団体と協調して進めている。国内外の100社が会員となっている。
マシンビジョン 工場の自動化を実現する技術の一つ。人の目の代わりにカメラが画像を認識し、位置決めや種別、計測、検査を行うシステムで、自動検査、プロセス制御、ロボットのガイドなどに使われる。
SFPプラス スモール フォーム―ファクタ プラガブル プラス。光ファイバを通信機器に接続する光トランシーバの規格の一つ。サイズは14×57×10ミリメートル。10Gビット イーサネットなどで利用できる。
|