180529_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月29日 |
180529_01 |
ローム |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
実装面積を45%削減したNXP社のアプリケーションプロセッサ「BD71837MWV」
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NXP社i・MX 8Mファミリ用 PMIC「BD71837MWV」 [引用:ローム株式会社] |
ロームはNXP社のアプリケーション・プロセッサ「i・MX 8Mファミリ」用パワーマネジメントIC(PMIC)を開発した。
NXP社がスマートテレビ、ストリーミングビデオ/オーディオ、スマートスピーカから産機、IoTまで幅広い市場向けに、今月発表したi・MXアプリケーション・プロセッサ第3弾のi・MX 8Mファミリ(i・MX 8MQuad/QuadLite/Dualの全3品種)専用PMIC。同プロセッサの動作に必要な電源機能をワンチップ化した。
同ファミリ専用PMICは業界で初めて。68ピンUQFNパッケージで供給する。6月にサンプル出荷を始め、10月から月産40万個体制で量産を開始する。サンプル価格800円(税別)/個。前工程をローム浜松(浜松市)、後工程をローム エレクトロニクス フィリピンズで行う。ロームはi・MXシリーズの第1弾の車載、産機、民生向け「i・MX6 SoloLite」、第2弾のモバイル機器向け「i・MX 7Dual/Solo」のPMICも量産中。
NXP社が5月に発表したAndroid Things1.0向け開発ボードをはじめ、リファレンスボードメーカーのインコム社、EmCraftシステムズ社、テックネクシオン社のシステム・オン・モジュールボードの電源ICとして採用されている。
新開発のPMIC「BD71837MWV」は0.13マイクロメートルCMOSプロセスを採用。最高電力変換効率95%の降圧DC/DCコンバータ8ch、LDO7chを搭載。入力電圧を2.7―5.5Vにして1セルのリチウムイオンバッテリからUSBまで幅広い電圧範囲に対応。SDカード駆動用パワーマルチプレクサ、32.768MHz水晶発振回路を内蔵。電源系統ごとの出力短絡、出力過電圧、出力過電流、サーマルシャットダウンなどの保護機能、割り込み機能(マスク機能付き)、シーケンサーも搭載。2ICインターフェイス対応(Max1MHz)。
同機能の電源系統をディスクリート部品で構成した場合に比べ部品点数を56個、実装面積を45%削減できる(片面実装、タイプ3PCBの場合)。端子配置を最適化し、電源ラインがクロスすることがなく、基板レイアウト設計負荷を軽減できる。
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