180419_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月19日 |
180419_01 |
スミダコーポレーション |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
自動車機器用 |
ECUやLEDヘッドライト用のメタル系インダクタ
スミダコーポレーションは、車載用インダクタの製品ラインアップを強化している。自動運転に向けた安全系など機能強化によるECUの搭載点数が増えていることに対応。しかも高温対応といった自動車特有の要求を満たした新製品開発を加速する。新たにメタル系パワーインダクタ「CDMC60D28/T150」を開発。5月から量産を開始する。
新製品は、LEDヘッドライト、ECUをはじめ、車載高信頼性製品ニーズに対応するもの。インダクタンスは0.1μ―10μHをカバー。メタルコンパウンドモールディングタイプ。動作温度範囲は−55―+150度(コイル自己発熱を含む)で、車載信頼性基準AEC―Q200準拠。
サイズは6ミリ角。今後、5ミリ角、8ミリ角、10ミリ角サイズのファミリー化を予定している。
同社は車載向け事業を主力としており、用途別売上高の車載向け比率は60%台に上昇。これまで車載向けとしては、ABS、HID、キーレス向けが主力。パワーインダクタについては、150度対応のNi―Zn系フェライトコアを使用した製品とメタル系パワーインダクタの両製品を展開。要求ニーズによって柔軟に供給してきた。
同社は、21年度を最終年度とする中期経営計画をスタート。引き続き車載、インダストリ、コンシューマの3分野を重点市場として位置付ける。
車載関連については、連結売上比率約65%を維持。これまでの主力3製品(ABS、HID、キーレス)の売上げの伸びはスローダウンするとし、新たにEV/HEV、アクチュエータを成長エリアとして注力し、車載全体でさらなる成長を継続する。モーター、PCU、BMC、オンボードチャージャ、非接触給電、充電スタンド関連への取り組みを強化する。車載用パワーインダクタの製品ラインアップを拡充しているのも車載向け事業拡大に加速をつけるのが狙い。
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