180207_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月7日 |
180207_01 |
TDK |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
通信インフラ用 |
2.5GbE、5GbE、10GbEに対応したパルストランス「ALT4532シリーズ」
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TDKのパルトランス [引用:TDK株式会社] |
TDKは伝送の高速、大容量化に対応した電子部品の開発を加速している。新たに2.5GbE/5GbE、10GbEに対応したパルストランス「ALT4532シリーズ」を開発した。当初月産20万個を予定し、生産を開始した。サンプル価格は100円/個。
IoT市場の広がりを背景にイーサネットでの伝送スピードは、100MbE、1GbE、10GbEと高速化し、この動きに伴う高速通信向けのパルストランスが求められている。しかも1枚の回路基板に複数のパルストランスを実装する傾向が強まっていることから、同時に小型化が要求されている。
現在、パルストランスはトロイダル形状の製品が多い。同社の新製品は高性能フェライトコアの使用、最適な形状設計、巻線の高品質化などによって、4.5×3.2ミリメートルサイズの小型SMDタイプの仕様で自動実装に対応する。また、パルストランスの生産では自動巻線工法を採用しており、品質の安定性に優れている。
ALT4532シリーズは、伝送スピード対応によって2タイプを用意。2.5GbE/5GbE用の「ALT4532P」は、100MbE、1GbEで一般的に使用されているケーブルのまま、手軽に高速化できる電子機器に対応する。しかも1GbEでのPoE(600mA)にも対応可能。
「ALT4532Hシリーズ」は、10GbE専用ケーブルのカテゴリに変更して、さらなる高速通信の電子機器に対応する。
また、従来のパルストランスとコモンモードフィルタとのモジュール品をそれぞれ独立させることで、基板搭載のカスタマイズ性が広がり、自由な部品配置が可能になる。基板表裏面への実装による実装面積の削減なども一例。
ネットワーク機器、通信機器、デジタル家電などのLANインターフェイスなどの高速通信向けで幅広い用途がある。同社では引き続き、小型、伝送特性効果が得られる製品の開発に取り組んでいく。
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