自動車用高耐熱リードタイプMLCC「RHSシリーズ」に100Vdc定格品2種類を追加

村田製作所の自動車用リードタイプ 積層セラミックコンデンサ [引用:株式会社村田製作所]

　村田製作所は自動車用高耐熱リードタイプ積層セラミックコンデンサ「ＲＨＳシリーズ」２００度対応品に１００Ｖｄｃ定格品と１７５度対応１００Ｖｄｃ定格品を加えた。

　自動車のエンジンルーム周辺など、過酷な高温環境に搭載される機器向けなどに供給する。

　２００度対応１００Ｖｄｃ定格品は１月から、１７５度対応１００Ｖｄｃ定格品は２月以降に量産を開始。ともにイワミ村田製作所（島根県大田市）で生産する。サンプル価格は２００円／個。

　新開発の高耐熱樹脂でコーティングすることにより最高使用温度２００度を実現し「ＲＨＳシリーズ」として販売してきた。これまで定格電圧２００Ｖｄｃ、５００Ｖｄｃで、容量値も０.０１μＦまでだった。今回１７５度、２００度対応の１００Ｖｄｃ品を加え、小型化と０.１μＦまでの容量値拡大を行った。

　リード線付きタイプのため、ノイズ発生源の近くに溶接やかしめで接続することができる。

　ＡＥＣ―Ｑ２００に対応。ＩＳＯ７６３７―２規格の過渡サージ試験にも対応している。