電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月20日 171220_01 スミダコーポレーション 受動部品 インダクタ・トランス 一般産業用

集積密度の高い回路向け、低漏洩磁束のインダクタ「CDMPIH10D48B」


スミダコーポレーションのインダクタ
[引用:スミダコーポレーション株式会社]

 スミダコーポレーションは、インダクタの製品ラインアップを拡充している。一眼レフカメラ、ミラーレスカメラをはじめとするDC―DCコンバータなど、実装部品の集積密度の高い回路に向けて、新たに低漏えい磁束のインダクタ「CDMPIH10D48B」を開発、量産、供給を始めた。

 従来の閉磁構造の巻線型インダクタよりさらに漏えい磁束が少ない構造設計を施したのが最大の特徴。金属磁性体の一体成型のタイプより漏えい磁束を低減できる。

 DC―DCコンバータに使用した場合、発振周波数の基本波および高調波成分の放射のノイズの低減が図れ、回路付近のテレビやカメラの液晶ディスプレイのちらつきや点滅を少なくする効果がある。

 そのため、画像処理回路やグラフィック回路の電源として最適。既に販売している「CDMPIH10D48」と同形状。また、一部構造設計を変更してCDMPIH10D48(43μ―100μH)よりインダクタンスの値を大きくした製品。

 サイズは7×10.3×5(高さ)ミリメートル。製品の重量は2グラム。動作温度範囲は−40―+125度(コイル自己発熱を含む)。インダクタンス範囲は1m―1.5mH。直流抵抗は3.3m―5.5mΩ。

 同社では、コンシューマ機器から産業、情報通信、さらには自動車まで、用途に適したインダクタを開発、販売している。

 自動車、産業機器向けへの取り組みを強化しているなか、コンシューマ向けとしては事業の高付加価値化を重視。

 今回の新製品も、低漏えい磁束を実現した付加価値の高いインダクタ。引き続き、コンシューマ向けのインダクタとしては、小型、薄型、高性能化に向けた新製品開発を展開していく。


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