電波プロダクトニュース



171124_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月24日 171124_01 SMK 半導体複合部品 機能モジュール デジタル情報家電用

Downlink通信を利用したIoT機器の設定変更などが可能なSigfoxRFモジュール「WF931シリーズ」


SigfoxRFモジュール
「WF931シリーズ」

[引用:SMK株式会社]

 SMKはLPWA(ロー・パワー・ワイド・エリア)モジュールの品ぞろえを拡充する。同社は22日、IoTネットワーク「Sigfox」に対応したSigfox RFモジュール「WF931シリーズ」を開発し、今月から受注活動を開始すると発表した。従来のUplink通信(送信)に加え、Downlink通信(受信)にも対応する。量産開始時期は18年5月を予定する。

 同シリーズは、Sigfox UplinkおよびDownlink通信に対応した、外付けアンテナ、表面実装タイプの小型モジュール。同モジュールを用いることで、従来のUplink通信のみ対応モジュールではできなかった、Downlink通信を利用したIoT機器の設定変更、再起動、状態確認などが可能になる。10月1日に改正された電波法施行規則に適合した指定周波数帯幅内で周波数ホッピング範囲を拡大しているため、耐干渉性が向上している。

 電波法に基づく工事設計認証を30種類のアンテナを組み合わせた形で取得しているため、用途に合わせて接続アンテナを選択可能だ。対応アンテナ組み合わせ評価が可能な評価キットを用意している。

 主な特徴は、Sigfox UplinkおよびDownlink通信に対応。外付けアンテナ、表面実装タイプも小型モジュール。アンテナ接続用の同軸コネクタ有り/なしの2タイプを用意。電波法認証において外付けアンテナを申請、認証を取得済み。30種類のアンテナリストから、用途に合わせたアンテナが選択可能。周波数ホッピング範囲を拡大し、耐干渉性を向上。SigfoxモジュールP1認証を取得済み。日本電波法認証を取得済み。

 用途は、自動検針、施設管理、状態監視、配送物や設備の位置管理、スマート農業、見守りサービスなどを想定する。

 主な仕様は、周波数はUplinkが923.2MHz、Downlinkが922.2MHz。準拠規格はSigfox RC3、ARIB STD―T108。外形寸法は13×13×高さ2.3ミリメートル。上位インターフェイスはUART。送信出力は13dBm以下。受信感度は126dBm。伝送速度はUplinkが100bps、Downlinkが600bps。電源電圧はDC1.8―3.6V。消費電流はUplink送信時55mA以下、Downlink受信時15mA(typ)。動作温度範囲は−30―+85度。

 今年10月1日に施行された制度改正に伴い、日本でもSigfoxネットワークのDownlinkサービスが年内に開始される見込み。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |