温度補償及び高誘電率、AEC-Q200に準拠した自動車用導電性接着剤専用チップセラミックコンデンサ「GCGシリーズ」

自動車用導電性接着剤専用 チップ積層セラミックコンデンサ 「GCGシリーズ」 [引用:TDK株式会社]

　村田製作所は自動車用導電性接着剤専用チップ積層セラミックコンデンサ（ＧＣＧシリーズ）の定格電圧１００Ｖｄｃにおいて、温度補償用および高誘電率系のラインアップを拡大した。

　温度補償用は１６０８Ｍサイズ（１.６×０.８ミリメートル）で１千ｐＦから１万ｐＦ、高誘電率系は３２２５Ｍサイズ（３.２×２.５ミリメートル）において４.７μＦを新たに商品化し、既にサンプル対応と量産を開始した。

　自動車のエンジンルーム内の電子機器は、過酷な温度環境下にさらされるため、そこに搭載される電子部品の実装には、高い耐熱性・耐温度サイクル性を有した導電性接着剤が使用されている。この導電性接着剤実装に対応するため、同社では外部電極にＡｇＰｄ電極を採用したチップ積層セラミックコンデンサ（ＧＣＧシリーズ）を商品化している。今回、そのラインアップを拡大した。

　特徴は
（１）ＡＥＣ−Ｑ２００に準拠した、自動車のパワートレイン、セーフティ機器向けの導電性接着剤専用品
（２）外部電極に新規開発したＡｇＰｄ電極を採用しており、高温環境下においても導電性接着剤との高い接合信頼性を得ることが可能。