171110_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月10日 |
171110_01 |
SMK |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般民生用 |
低コスト且つ高い安定性、信頼性を実現したリチウムイオン電池向け「プレス防爆弁」
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リチウムイオン電池向けの「プレス防爆弁」 [引用:SMK株式会社] |
SMKは10日、リチウムイオン電池向けの「プレス防爆弁」を開発し、受注活動を開始したと発表した。同製品は、プレス工程の少ないシンプルな構造で、低コストかつ高い安定性、信頼性を実現している(特許取得済み)。
近年、世界的な環境規制の高まりを背景に自動車のEVシフトが加速するなか、搭載されるLiBの市場も大幅な拡大が見込まれている。
同社は、LiBの課題の一つと言われている安全性の向上に貢献するため、従来のコネクタ、スイッチの製造で培ったプレス技術をベースに電池の安全機構である防爆弁を開発した。製品としての販売のほか、関連特許も含めた特許ライセンス契約にも対応する予定。バッテリのその他部品である電極やケースの製造も可能。
特徴は、シンプルな構造とすることによるプレス工程の簡素化と金型負担の低減を図り、低コスト化を実現。バッテリカバーに溶接して取り付ける小型標準タイプと、カバーと防爆弁が一体化したカスタムタイプの2種類に対応。バッテリのサイズに応じた防爆弁のサイズ変更も可能。バッテリのその他部品である電極やケースも製造可能。
用途は、車載用・産業用・家庭用リチウムイオン電池、キャパシタなど。
主な仕様は、作動圧は0.6±0.2MPa(顧客の要求に合わせて調整できる)。材質はアルミ(ステンレスタイプは応相談)。使用温度範囲は−30―+55度。
▽防爆弁 発生したガスによりリチウムイオン電池内部の圧力が異常に高まった場合、弁が破断しガスを逃すことで電池の爆発を防止する機構。
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