クリック感を持たせたスイッチをタッチパネルに併設したエンボススイッチ付タッチパネル「ID-1320シリーズ」

富士通コンポーネントのタッチパネル新製品 [引用:富士通コンポーネント株式会社]

　富士通コンポーネントはクリック感を持たせたスイッチを抵抗膜方式のタッチパネルに併設したエンボススイッチ付きタッチパネルを販売開始した。

　同タッチパネル「ＩＤ―１３２０シリーズ」は、タッチパネルとその周辺に取り付けられる各種操作用スイッチを一枚のタッチパネルで一体化した製品。

　顧客が必要なスイッチをカスタマイズして提供するため、部品点数削減と部品実装工程削減に貢献する。

　タッチパネルの一部として成型されるスイッチは、カバーフィルムをエンボス加工することによりクリック感を持たせており、従来のメカニカルスイッチと同様に押下した感触を確かめながら操作が行える。

　同製品は抵抗膜方式タッチパネルをベースとしているため、スイッチ部、タッチパネル表示部ともに、手袋をはめた指や濡れた指でも操作が可能で、ノイズにも強いことが特徴。

　同時に、防水・防塵構造となっているため、塵埃などが多い作業環境でも安定して使用できる。タッチパネル表示部は、拡大・縮小、回転などのジェスチャ機能にも対応可能。

　用途は、製造装置、工作機械などのＦＡ機器の操作パネルに適している。

　製品仕様は、タッチパネル方式は４線式軽荷重入力抵抗膜方式タッチパネル（フィルム／ガラス）。定格電圧５Ｖ。製造可能タッチパネルサイズ（外形）は、４９１×３１８ミリメートル。打点寿命は１００万打点。