171030_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月30日 |
171030_01 |
アルプス電気 |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
デジタル情報家電用 |
データログ機能や各種センサーの追加機能が装備された「IoTセンサーネットワークモジュール(機能拡張タイプ)」
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センサネットワークモジュール (機能拡張タイプ)
[引用:アルプス電気株式会社] |
アルプス電気はユーザーがIoTを手軽に実現できる「IoTスマートモジュール」の進化版として、「IoTセンサネットワークモジュール(機能拡張タイプ)」の開発を進めている。同開発キットでは、新たにデータログ機能や各種センサーの追加機能などを装備し、より使いやすさを追求している。
同社は先頃開催された「CEATEC JAPAN2017」(千葉・幕張メッセ)で、「IoTセンサネットワークモジュール(機能拡張タイプ)」を出品するとともに応用事例などを紹介し、来場者の注目を集めた。同開発キットの正式な販売開始時期は未定だが「今年中に法人向け販売を開始する予定」(同社)。
IoTスマートモジュールは、4種類のセンサーとブルートゥースモジュールを1パッケージにした製品。今回出品したIoTセンサネットワークモジュール(機能拡張タイプ)は、15年に販売開始したIoTスマートモジュール開発キットを進化させた、機能拡張タイプ。
従来の四つのセンサー(気圧、光、温湿度、6軸=地磁気&加速度)と、ブルートゥースモジュールに加え、フラッシュメモリーを搭載した。これにより、測定したデータを蓄積することができ、通信環境の悪い場所でも使用できる。さらに、本体側面には拡張用のコネクタを搭載し、任意のセンサーを追加可能となっている。
拡張用コネクタ搭載によって焦電、風量、ガス、CO2などの各種センサーを追加接続できる。これにより、ビニールハウス内の有人・無人判別、風量モニタリング、厨房内の異臭モニタリング、建物内のCO2モニタリングなど、様々な用途に活用できる。
IoTスマートモジュール開発キットは、国内での新規ビジネス創出を目的に開発したもの。同開発キットの提供により、新しい顧客の発掘や新しいビジネスパートナーの獲得を目指している。用途はスマートメンテナンス、農業用ICT、介護・見守り関連、オフィス内の環境管理など、幅広い分野を想定している。
同社は、16年度(17年3月期)からスタートした電子部品事業の「第8次中期経営計画」(3カ年)の重点市場の一つに「EHII(エネルギー/ヘルスケア/インダストリー/IoT)市場」を位置付けており、EHII市場向けビジネスを新たな事業の柱として確立させていく方針。
各種環境センサーや無線通信モジュールの品ぞろえを武器に、これらの組み合わせによるマルチセンサモジュールの提案を進めることで、新規顧客や新規ビジネスの拡大を目指す。
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