171011_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月11日 |
171011_02 |
トーキン |
半導体素子 |
半導体センサー |
一般民生用 |
ガラス越しの検知が可能な厚さわずか1.7ミリメートルの低背型SMDタイプ焦電型赤外線センサー
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トーキンの焦電センサー |
トーキンは焦電型赤外線センサーの製品ラインアップを強化し、サンプル活動を開始した。既にレンズ不要で樹脂、ガラス越しの検知が可能な厚みがわずか1.7ミリメートルの低背型SMDタイプを開発。周辺回路をモジュール化した製品などをラインアップし、セキュリティや家電製品を支える電子部品として本格的な提案を始めた。
【高温にも特性劣化なし】
焦電型赤外線センサーは、人体などから発する赤外線を圧電セラミックが吸収し、その温度変化によって電荷を生じる焦電効果(パイロ効果)を利用して、人などの動きを検知するセンシングデバイス。同社は圧電セラミックを材料段階からプロセス、評価まで一貫した製造技術を駆使。
焦電効果は温度変化により誘電体の自発分極(表面電荷)が変化するため、同社ではラインアップしている焦電材料からさらに自発分極性の高い焦電材料を開発し、高感度の焦電型赤外線センサーを実現したもの。
サイズは5×4.8×1.7ミリメートルと小型、薄型。視野角は60deg。数μAの低消費電流駆動で優れた耐高周波電波性能を有している。また、焦電材料は鉛フリーリフローはんだ付けの高温にも特性劣化しない特徴を持つ。
現在、レンズレスで検知距離が樹脂、ガラス越しで最長20センチとポリエチレン越しで同2メートルの製品を販売。新たにレンズがフラット型であるため、カバー材が不要で数メートルの距離の検知が可能なレンズ付きタイプや、周辺部材および回路を付けたモジュール製品として製品ラインアップを拡充。サンプル対応を開始した。
スマート家電、HEMSの本格的な普及が期待されているなか、テレビやモニター、照明、エアコン、さらにはセキュリティ機器、温水洗浄便座などにはスマート化が要求されている。人の移動、不在・滞在状況に合わせてOn−Offや稼働の状態を切り替えるには優れた人感センサー(人の動きを感じ取るセンサー)が必要。同社では、製品ラインアップを強化することで、幅広い分野に柔軟な提案活動を展開していく考えだ。
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