171006_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月6日 |
171006_01 |
パナソニックAIS |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
通信インフラ用 |
小型高速通信モジュールに適した非球面ガラスレンズ「EYLGUF506シリーズ」
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小型高速通信モジュール用 非球面ガラスレンズ (スクエアタイプ) [引用:パナソニック株式会社] |
パナソニックAIS社は無線通信基地局やデータセンターなどに使用される小型高速光通信モジュールに適した外形寸法1.0×1.0ミリメートルのスクエアタイプの非球面ガラスレンズ(EYLGUF506シリーズ)を製品化した。10月から量産を開始。独自の金型加工技術とガラスモールド技術によりマイクロメートルオーダーの外形寸法精度と中心位置精度を実現し、光通信モジュールの小型化とレンズの実装性向上に貢献する。
世界的な移動体通信の普及やクラウドサービスの進展に伴い、無線通信基地局間やデータセンター内の通信網の光データ伝送化が拡大している。今後ますますデータの大容量化、高速化が進む一方で、機器やモジュールの小型化、高密度化が求められている。その実現には、モジュールを構成する非球面ガラスレンズの小型化と優れた実装性は欠かせない。
今回、パナソニック独自の高精度金型加工技術とガラス硝材加工技術およびガラスモールド技術により、小型で高い実装精度を実現したスクエアタイプの非球面ガラスレンズを製品化した。
スクエアタイプの非球面ガラスレンズの製造には特殊な製造プロセスを用いる必要があり、高精度化と量産性の両立が課題だった。今回、小型・高精度を確保しながら量産性の向上も可能となり、優れたコストパフォーマンスを実現した。
また、小型高速光通信モジュールなどに搭載されるスクエアレンズには、実装性の向上が要求されている。同社のスクエアレンズは、高精度金型加工技術とガラスモールド技術によりレンズ外周四辺に形成した平坦部からレンズ中心の位置精度を5マイクロメートル以下に抑えることに成功。レンズ実装固定時の高さ方向の位置調整が不要となり、モジュール組み立て時の実装精度の向上に貢献する。
さらに、曲面形状のスクエアレンズを実現し、組み立て実装時のハンドリングや部品搬送時のトレーへの接触・衝突などによるレンズ外周部の欠けを防止する。
用途は、高速光通信モジュール、半導体レーザー応用機器、光ファイバ応用機器など。発売地域はグローバル。
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