170915_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月15日 |
170915_01 |
太陽誘電 |
受動部品 |
コンデンサ |
デジタル情報家電用 |
0201サイズで静電容量100pFのMLCC「LMK021CH101JK-W」等
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100pFを実現した0201サイズ 温度補償用MLCC [引用:太陽誘電株式会社] |
太陽誘電は温度補償用の積層セラミックコンデンサ(MLCC)として、0201サイズで業界トップクラスの静電容量100pFを実現した。スマホやウエアラブル端末での無線通信モジュールにおいて、インピーダンスマッチング用途に使用される。玉村工場(群馬県玉村町)で月産100万個の量産を開始した。サンプル価格は10円/個。
開発したのは定格電圧10V、温度特性CH、静電容量100pF、静電容量許容差±5%の「LMK021CH101JK−W」をはじめとする3アイテム。
薄型化、多機能化が求められるスマホや、小型化、薄型化が求められるウエアラブル端末の普及に伴い、高周波回路や高周波モジュールでも実装面積削減のため、電子部品への小型化要求が強まっている。
また、世界各国の様々な通信規格や周波数帯域に対応するため機器のマルチバンド化が進み、それぞれの通信規格に対応したインピーダンスマッチング回路の搭載が求められるため、狭ステップで多数のラインアップが求められる。
インピーダンスマッチングとは、電子機器の中では、ある電子回路から次の電子回路へと電気信号の受け渡しが行われており、二つの回路で信号の通りやすさが異なると信号の流れが滞ったり、信号の一部が反射したりする。これらを防いで信号の流れをスムーズにするため、コンデンサ成分とインダクタ成分を打ち消し調整すること。
同社は、これまで温度補償用0201サイズのMLCCにおいて、静電容量許容差を狭ステップで0.2p―56pFまでの109アイテムを商品化。今回さらに従来の大容量化技術を高度化して材料技術、積層技術の精度を上げ、温度補償用0201サイズMLCCで業界トップクラスの静電容量100pFを含む3アイテムを商品化した。
引き続き、市場からの要望に応えて、MLCCの小型、薄型化や大容量化などを進めていく考えだ。
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